[ 未来志向型経営戦略:未来通信 0401]
おはようございます。
未来志向型 経営戦略コンサルタント
渡邉ひとしです。
新型コロナウィルスの感染拡大の
『第2波』が来ていると言う
知事や専門家の方が複数います。
国や地方自治体、団体などからも
『補助金』『助成金』の募集が
続々と発信されています。
金融機関などからも無利子の融資など
借りる側にとって有利な条件で
融資を受けることができます。
顧問先の経営者の方々には
『手元資金』を厚めにしておくことを
今年の早い時期から
お願いをしていましたので
億単位の『手元資金』を確保できた
顧問先の中小企業も少なくありません。
何かコトを起こす時に
手元資金は欠かせません。
『ニューノーマル(新常態)』での
考え方が求められています。
『ニューノーマルな時代』の
新たなビジネスモデルを構築する
タイミングです。
ビジネスモデル構築の専門家が
2時間の無料相談をお受けしています。
詳細はブログ下部に記載しています。
本日の企業事例を読んで
変化する経営環境を読み取り
あなたの事業に照らし合わせながら
新たな取り組みに
生かしていただければ嬉しいです。
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今日のビジネスモデルの企業事例は
【第401話】<NTTドコモ>
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電電公社民営化後に携帯電話で躍進
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1985年4月に
<日本電信電話公社>の民営化に伴い
<日本電信電話>(株)を設立しました。
1988年10月に
<エヌ・ティ・ティ中央移動通信>と
各地域の<移動通信>を設立しました。
1991年8月に
<エヌ・ティ・ティ移動通信企画>を
設立しました。
1992年に4月に
<エヌ・ティ・ティ移動通信網>に
商号変更。
1992年5月に
コミュニケーションブランドが
『NTT DoCoMo』に決定しました。
1999年2月に
『 iモード』サービスを開始しました。
2000年4月に
株式会社<エヌ・ティ・ティ・ドコモ>へ
商号を変更しました。
2008年7月に
各地域ドコモ8社を吸収合併して支社とし
全国1社の運営体制となる。
2013年10月に
株式会社<NTTドコモ>に
商号を変更しました。
2015年11月に
dポイントカード一体型クレジットカード
『dカード』を発行開始しました。
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<NTTドコモ>のビジネスモデル
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2019年1月に
神奈川県横須賀市で無人自動運転の
実証実験を実施しました。
市販の乗用車を改造した車両が
横須賀リサーチパークの
研究開発施設構内や
周辺の公道を含む約700メートルを
最高時速30キロメートルで走行しました。
将来は『4G』より低遅延の
次世代通信規格『5G』の公衆回線を
利用することを想定しています。
2019年4月に
製造ラインの稼働状況をリアルタイムに
把握できるサービスの提供を発表しました。
既存の製造機械に
センサーを取り付けて振動を測定し
製造工程のムダなどを分析し
生産計画や工場内の人員配置の
最適なあり方を提案します。
『 IoT』で製造ラインの稼働状況を
リアルタイムに把握できるサービスで
中小の製造業を主要顧客と想定しています。
2019年5月に
京都府と『スマートシティ』の実現に向けた
連携協定を結びました。
特定地域の屋内外で
次世代通信規格『5G』の環境を整え
自動運転の公道での
実証実験などに活用するほか
観光地のキャッシュレス化や
農地にセンサーなどを設置して
農業を効率化する
スマート農業を進める考えです。
2019年6月に
スマートフォン決済で<LINE>と
提携すると発表しました。
スマホ決済の加盟店開拓と
決済サービスの相互開放で提携します。
『LINEペイ』は約90万カ所
『メルペイ』は約45万カ所で導入され
<NTTドコモ>の『d払い』は
約10万カ所の加盟店を持っています。
2019年7月に
プロペラを持たない
ドローン(小型無人機)を開発しました。
<NTTドコモ>の球体ドローンの機体は
直径90センチメートル程度で
ヘリウムガスを充填しています。
機体全体の重量と釣り合うように
ヘリウムガスを入れておりガスの浮力で
空中に浮かぶようにしています。
2019年9月に
<ノキア><オムロン>と5Gを活用した
実証実験を始めると発表しました。
生産設備を5Gの無線通信でつなぎ
生産ラインのレイアウトを
自由に変えられるようにしたり
作業者の動作データを収集・分析して
生産性の向上につなげたりします。
工場の生産設備は
制御機器を有線でつなぐ場合が多く
生産ラインのレイアウトを
変更することが難しいですが
5Gは『高速』『低遅延』などの利点があり
制御機器の通信に利用できます。
2019年9月に
走行中の東海道新幹線車内で
5Gの実験に成功したと発表しました。
<NTTドコモ>と<JR東海>は
実験で時速283キロで走行中に
毎秒1ギガビット超で通信しました。
2019年10月に
板状のガラスに見える基地局アンテナの
運用を始めたと発表しました。
ガラス製の透明なアンテナを
<AGC>と共同開発しましたが
携帯電話向け基地局アンテナを
ビルの窓に取り付けて使用できます。
2019年12月に
5Gとクラウドを使った映像の編集・中継の
実証実験に成功したと発表しました。
<ソニー>との共同実証実験で
カメラと放送ネットワークを無線でつなぎ
遠隔地での編集作業も実施しました。
撮影映像を場所を問わず
配信できるようになり
コンテンツの質を高められます。
2020年1月に
飲食店で自分のスマートフォンから注文と
決済ができるシステムを開発しました。
来店客が店内のQRコードを読み取ると
スマホでメニューを閲覧できるようになり
注文から決済まで完結できます。
注文や会計など店員の接客の負担を
軽減することが可能になり
外食産業の人手不足の解消につなげます。
2019年3月に
次世代通信規格『5G』のサービスを
開始すると発表しました。
通信データの上限を
月100ギガバイトに増やし
月7650円(税別)で提供します。
「期限を設けないキャンペーンを適用し
データ通信の上限を
無制限で使えるようにする」
と<NTTドコモ>の吉沢和弘社長は
記者会見で述べています。
2020年4月に発表した
『2020年3月期』の連結決算は
5年ぶりの営業減益となりました。
最大40%を値下げする
料金プランを導入して利益を圧迫しました。
4月第3週はスマートフォンの
家電量販店での販売台数は
前年同週比で50%減でした。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために
携帯ショップの営業時間や業務内容が縮小し
新たな顧客獲得が難しくなっています。
2020年6月に
2023年をメドに『5G事業』の
黒字化を目指す意向を示しました。
「設備投資は23年まで
総額1兆円となるように
コントロールして事業運営する」
と吉沢和弘社長は述べています。
2020年7月に
2020年内に『5G』対応スマートホンの
低価格モデルを投入すると表明しました。
すでに5Gサービスを始めていて
5Gの基地局整備などで
2023年までに1兆円を投じる考えです。
その関連投資の回収を図るため
5G対応スマートホンの契約者を
増やしたいところですが
現在発売されている5G対応スマートホンは
定価で10万円以上の高機能機種のため
契約者数が伸びていません。
他社の格安スマートホンにおされ
契約件数で苦戦しています。
5万~8万円の普及機種を投入して
ラインアップを増やすことで
失地回復を目指す考えです。
今日の企業事例である
<NTTドコモ>を
すこし俯瞰して見てみましょう。
『3G(第3世代)』対応の
2000年代を通じて
モバイルコンテンツ市場が
急成長しました。
この市場は
『4G(第4世代)』の2010年代にかけて
動画サービスも取り込み
インターネットで商品の売買を行う
モバイルコマース市場へと発展しました。
『4G(第4世代)』時代には
『シェアリングエコノミー』と呼ばれる
個人間の取引市場が始まりました。
移動通信システムの進化と共に
新しい市場が台頭してきています。
『5G(第5世代)』時代に
可能性のあるビジネスは何でしょうか。
『5G』で通信データの
上限なしのプランが主流になると
利用者は拡張現実(AR)を駆使した
ゲームや高精細な動画視聴サービスなど
大容量データが発生するサービスも
快適に利用できるようになります。
法人向けでも4Kや8K映像を活用して
遠隔で業務支援するといった
サービスが開花してきます。
音楽などのエンターテインメントや
スポーツなどの多視点映像も
楽しむことができます。
ただし
5G向けに利用できる電波が
遠くまで飛びにくいため
<NTTドコモ>は
主要交通施設や観光施設を中心に
29都道府県の150カ所からスタートします。
そのため当初の計画を2年前倒しして
5G基地局を2021年度末に
2万局に拡大する計画をしています。
「2023年度に5Gスマートフォンの契約を
2千万台規模にしたい」
と<NTTドコモ>の吉沢和弘社長は
見通しを述べています。
しかし
世界で見ると5Gの技術開発や
商用化で日本は出遅れました。
2020年1月には
2030年の『6G』の実用化を目指し
有識者会議の初会合が開かれました。
<総務省>の主導で<経団連>や
消費者団体の幹部などで構成し
『6G開発』の戦略を立案していきます。
同じく1月の作業部会には
持ち株会社<NTT>などの関係者が入り
技術面からの検討を進めています。
<NTTドコモ>はインフラに近い企業で
多様なコンテンツを開発する力は
弱いという課題を持っています。
通信とは異なるパートナーを巻き込み
新たな産業やサービスの開発にも関与し
成長の軌道に乗せることができるかが
<NTTドコモ>の当面の課題になります。
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今日の事例で何を学べるでしょうか?
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技術革新のスピードが早い
業界の会社は……
最先端の技術に囚われるだけではなく
新しい技術を使い
どういう世界が広がるかという
想像力を膨らませて
新市場を立ち上げていく
『ビジネスモデルの構築力』が
不可欠になる。
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『なぜ、未来志向型経営なのか?』
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未来志向型 経営戦略コンサルタント
愛知産業大学 非常勤講師
中部大学 非常勤講師
渡邉ひとし
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